妊娠・出産・子育て・子供の事には何かとお金がかかります!
あるアンケートでは出産にかかる費用の平均は、38万~80万円と出ていました。
出産育児一時金の範囲内でおさまったと言う意見もありましたが、多くは42万円以上の費用がかかったとの結果に、驚くと同時に不安が襲ってきた事を覚えています。
地域差や入院中のサービスに差はありますが、あまりの金額に精神的な余裕が持てませんでした。それなのに、妊娠中や子育て中は家から出られなくて、できることが限られています。
働きに出ようと思っても、身体の事や子供の事が理由で思うようにはいきませんね。幼い兄弟がいればなおさらです。だからこそ、今のうちから資格を取って自分を磨き、少しでも今後のために心に余裕を持ちませんか?
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常位胎盤早期剥離を聞いたことがありますか？本来、赤ちゃんのベッドになっている胎盤は赤ちゃんが生まれたあとにはがれます。
ですが、なにかしらのトラブルで赤ちゃんが生まれてくる前に胎盤がはがれてしまうことがあります。その現象が常位胎盤早期剥離です。
胎盤は赤ちゃんに酸素と栄養をはこんでいて、赤ちゃんにはなくてはならない大切なものです。
この胎盤が剥がれてしまうということは、赤ちゃんの命が危険におよぼされてしまいます。それだけではありません。
ママのあなたも危険なのです。胎盤がはがれて大量出血が起こってしまいます。ママと赤ちゃんの命に関わるこの症状についてまとめてみました。
Contents
どんな症状なの？
症状をまとめてみました。
- 腹痛
- お腹の張り
- 出血
- 胎動が少ない
出血については切迫早産の徴候、また陣痛やおしるしなどの分娩の徴候と判別が困難なことがあります。
しかし、急な腹痛、持続的な痛み、多めの出血などは常位胎盤早期剥離が疑われます。
上記のような代表的な症状がみられなくても、いつもと違う症状があり、判断に困るときや、心配になるときは我慢せずに病院に相談しましょう。
常位胎盤早期剥離になった方のブログでは、胎動が少なくなって、いつよよりお腹が張って固くなり腰が痛くなったりしたそうです。
少しでもいつもと違うと感じた場合は、病院に連絡して相談してくださいね。
起こりやすい危険因子は？
妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離の既往、切迫早産、腹部の外傷、喫煙などの危険因子に該当する場合、常位胎盤早期剥離を発症しやすくなります。
妊娠高血圧症候群
「強い頭痛が続く」「目がちかちかする」などの症状がある場合は注意しましょう。
予防のためには、睡眠や休養を十分にとり、過労をさけ、また毎日の食事は望ましい体重増加になるようバランスのとれた内容とし、塩分はうすくすることを心がけましょう。
常位胎盤早期剥離の既往
以前の妊娠で常位胎盤早期剥離の既往がある場合、必ず妊婦健診で主治医に相談しましょう。
切迫早産
安静や薬の内服などの指示が出されます。しかし、自己判断による内服は、常位胎盤早期剥離などの症状が隠される恐れがあるため、いつもと違う症状があるときは、まず分娩機関に相談しましょう。
腹部の外傷
妊娠中に腹部の外傷を受けたときは、一定期間の観察が必要なことがあるため、まず分娩機関に相談しましょう。
喫煙
妊娠中の喫煙は、切迫早産や常位胎盤早期剥離を起こしやすくし、胎児の発育に 悪影響を与えます。より安全な妊娠や分娩のためにも、お母さん自身の喫煙はもちろんのこと、周囲の人も、お母さんのそばでの喫煙はやめましょう。
※なお、これらの危険因子に該当しない場合でも発症することがありますので、注意してください。
コウノドリという出産に関するドラマでもこの常位胎盤早期剥離がありました。その原因は喫煙で大量出血をして救急車で運ばれ緊急出産でした。喫煙はやはりよくないですね。
喫煙との関係性を調べてみると、喫煙により血流低下や酸素欠乏によって胎盤組織が壊死をおこして、
タバコの煙の中毒物質のために胎盤の血管が破たんし、胎盤と子宮の間に血腫が出来てしまいます。
そのため、胎盤早期剥離をおこすことも指摘されているようです。
多数の疫学研究によると、喫煙による胎盤早期剥離が証明されています。
リスク比は小さいもので1.7倍、大きいもので3.5倍にもなると考えられているとのことです。
アメリカのノースカロライン大学で行われた妊娠8万7184件の追跡調査によると、
妊婦の喫煙による胎盤早期剥離のリスク増加は2.05倍になるとわかりました。
2.05倍ですよ？喫煙は赤ちゃんには良くないことがよくわかりますね。
タバコの煙の中毒物質もよくありません。
家族に喫煙者がいるのであれば、ママの周りで吸わないように協力してもらいましょう。
喫煙をしている妊婦さんがいたら、手遅れになる前に、私は大丈夫と思わず必ずやめましょう。
禁煙は赤ちゃんのためだけでなく、自分自身の健康のためにもとてもいい事です。
なってしまったときの治療の方法は？
常位胎盤早期剥離を発症してしまった場合、治療することで症状を抑えたり、進行を遅らせることが不可能です。
また、処置が遅れることで母子ともに命の危険があるので、その対応は時間との戦いになります。
軽症の場合
妊娠34週未満で胎盤機能不全がない場合は、すぐに入院をして経過観察・待機療法でおなかの赤ちゃんが発育するまで治療を待ちます。
妊娠34週以降になり胎盤機能不全が見られなければ、子宮頚管（しきゅうけいかん）の状態によって経膣分娩が行われる可能性もありますが、胎盤機能不全が見られる場合には帝王切開で分娩をすることになります。
中等度・重症の場合
基本的には中等度・重症の方が多くなるため、おなかの赤ちゃんの死亡、または仮死が確認できた場合は、すぐに子宮内から赤ちゃんを取り出す必要があります。
その場合、ママの身体の状況によって帝王切開による娩出が多くなります。
また、ママの身体にはDIC（播種性血管内凝固症候群）のリスクがあるため、速やかな治療も必要です。場合によっては、ママの救命のために子宮摘出術が選択されることもあります。
予防する方法は？
残念ながら、常位胎盤早期剥離を事前に予防することはできません。
ただし、常位胎盤早期剥離の原因は上記にあげたようなことでリスクが高くなるので、少しでも発症確率が低くなるように生活習慣を整えたり、生活環境の見直しを行うことが大切です。
妊娠30週以降の妊婦さんで以下の症状が出た場合は、常位胎盤早期剥離の可能性があるかもしれないのですぐに病院で検査をしましょう。
・激しい腹痛が長く続く
・腹部の急激な張り
・大量の出血
常位胎盤早期剥離の軽症は、他の妊娠症状と特徴の差がないことや症状が出にくくわかりにくい場合もあります。
心配なことがあれば妊婦健診の時ではなくても、病院に行き相談をしましょう。
早期発見に努めることが一番の予防法・対処法になります。
異常があれば早めに受診しましょう
常位胎盤早期剥離は、妊娠３２～３６週頃に起きやすいといわれており、たとえ安定期であったとしても油断はできないのです。
早期発見により妊婦さんと赤ちゃんの命が左右されるといっても過言ではないので、異変にいち早く気がつけるかどうかも鍵となります。
なので、いつもと違うな、なんかお腹が張るな、と気になることがあるときは病院に相談しましょう。
また、病態がゆっくり進行することはまれなようで、進行の早いものだと発症してから数時間で母子が死亡するケースもあります。
妊婦さんになったら体の異常に敏感になりましょう。
そして、お腹の痛みがあったり、お腹が硬いと感じるときには、症状が我慢できるほどの軽いものであったとしても、お医者さんに必ず伝えるようにしてくださいね。
予防は難しいと言われていますが、常位胎盤早期剥離になるといわれている危険因子には気をつけましょうね。
赤ちゃんに会えるのももう少しです。ママになったあなたと赤ちゃんが無事に安産で会えますように。
そして今しかない素敵なマタニティライフをお過ごしください。
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それなのに、妊娠中や子育て中は家から出られなくて、できることが限られてしまいます。
働きに出ようと思っても、身体の事や子供の事が理由で思うようにはいきませんね。幼い兄弟がいればなおさらです。だからこそ、今の内から資格を取って自分を磨き、少しでも今後のために心に余裕を持ちませんか?
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