産後うつを防ぐために!厚生労働省の子育て支援を解説!

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妊娠・出産・子育て・子供の事には何かとお金がかかります!


あるアンケートでは出産にかかる費用の平均は、38万~80万円と出ていました。

出産育児一時金の範囲内でおさまったと言う意見もありましたが、多くは42万円以上の費用がかかったとの結果に、驚くと同時に不安が襲ってきた事を覚えています。

地域差や入院中のサービスに差はありますが、あまりの金額に精神的な余裕が持てませんでした。それなのに、妊娠中や子育て中は家から出られなくて、できることが限られています。

働きに出ようと思っても、身体の事や子供の事が理由で思うようにはいきませんね。幼い兄弟がいればなおさらです。だからこそ、今のうちから資格を取って自分を磨き、少しでも今後のために心に余裕を持ちませんか?

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「産後うつ」という言葉は、数年前に比べて一般的になってきましたね。

私が住む市内の図書館には、産後うつをテーマにした本が10冊ほどありますが、今は全て貸し出されています。それだけ世の中の関心が高まっている事、そして産後うつに苦しんでいる人がいる事を実感させられます。

産後うつについては、こちらで私の経験を踏まえてお伝えしました。私が産後うつの時は身近に助けを求め、回復できました。もし身近に誰もいなければ、誰に相談すれば良いのだろうと今になってよく考えます。

今回は、産後うつに対する国のサポートについて。私達親が、そのサポート受けるにはどうすればいいのか。そんな事を中心にお伝えしたいと思います。

 

Contents

産後うつは個人の問題なのか

産後一年までに自殺した妊産婦が少なくとも102人いる、というニュースが報じられました。原因はやはり産後うつと考えられています。

妊産婦死亡、原因は自殺が1位 102人、「産後うつ」か 成育医療センター調査

引用:産経新聞

自殺した方は、育児の能力が低かったのでしょうか。当然違います。うつ病に能力は関係ありません。

産後の一年間は特に、自殺までは行かなくとも、心がぼろぼろになってしまうお母さんが多くいます。産後うつはお父さんもかかる可能性があります。それほど産後の育児は大変なのだということを、このデータは浮き彫りにしたのではないでしょうか。

育児疲れ、出産のダメージ、自分のパートナーや親との不和。産後うつには様々な原因があります。とは言え、適切な助けを受けられれば、解決できる場合がほとんどです。

ですが、身近に相談できる人がいないお母さんはどうすればいいのでしょう。そしてそんなお母さんこそが、産後うつに陥りやすいのです。これに対して公的なサポートは充実していたのか、という問題が残ります。

厚生労働省は現状を見て、産後うつ問題にも取り組み始めています。ただ出産・育児を促すのではなく、育児中の不安の解消を目指す取り組みです。

近年は核家族化し、自分の親等の親族から距離的に離れたところで妊娠・出産することがまれではなくなっている。さらに、社会心理的背景から親と子の関係に様々な事情を抱え、親を頼れない妊産婦が少なからずいる。妊娠・出産・子育てを家庭のみに任せるのではなく、生活している地域で様々な関係機関や人が支援し、孤立を防ぐことが重要である。

(引用:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/sanzensangogaidorain.pdf)※PDFファイルが開きます

このように、子育ての明るい面だけではなく、大変な面も受け止めながら、それぞれの家庭のニーズに合ったサービスが徐々に整いつつあります。

では、具体的にはどんな取り組みがあるのでしょうか。それを次に見ていきます。

 

産後うつに対する厚生労働省の取り組み

2016年から、少子化対策の一環として子育て支援事業がスタートしました。お母さん達を取り巻く厳しい状況や、産後の体の負担などは無視できないとして、特に産後一年以内のお母さんを中心に助けていこうという動きです。

特に大きいのが産前・産後サポート事業、産後ケア事業です。子育て相談だけでなく、お母さん自身のケアや、ママ友づくりなど様々なメリットがあります。

サービスを受けるには、まず子育て世代包括支援センターの利用が前提になります(支援センターについては下で詳しく説明します)。支援センターで、その人に必要なサポート、ケアを相談していくという流れです。

ここではそれぞれの事業について解説していきます。

産前・産後サポート事業

ここで言うサポートとは、身近で子育て相談できる人がいないなど、孤立しがちな親の困り感を軽くする事です。専門的な指導を行うのではなく、親の悩みに寄り添ってあげる事が主になります。

  • 専門家の訪問、電話(メール)相談
    保健師や保育士が、家庭に訪問し子育ての相談に乗ります。新生児訪問とは違い、お母さん自身の悩みや不安を聞いていきます。電話(メール)相談も同様で、出掛けずに気軽に相談できるのがいいですね。
  • デイサービス
    お母さんが保健センターなどに出向き、相談に乗ってもらう方法です。個別相談もありますが、赤ちゃんと一緒に参加できるグループワークなどもあり、お母さん同士の交流にもつながります。

産後ケア事業

ケアはサポートと違い、このままでは適切な養育が難しい、という時に専門家が介入するものです。

例えば産後の体の回復や、授乳指導など。産後うつが重くなったらこちらの方が適当かもしれません。基本的に有料です。金銭面でどうしても難しければ、融通してくれる事もあるようです。

ケア事業は予算が必要な為、実施している自治体は30%程度だそうです。もっと広まる事を期待したいですね。

  • 産後ケアセンター
    お隣の韓国では、出産直後の母子の多くが産後調理院に入り、ゆっくり体を休めます。それに近いのがこの産後ケアセンターです。医院や助産院の併設である事が多く、入院の間は適切なケアと子育て指導を受ける事ができます。本来ケアセンターは一泊何万円も掛かるのですが、助成が受けられれば何千円かで、最長7日程度まで利用できます。
  • 専門家の訪問
    保健師・助産師などが訪問し、親の悩みに沿って専門的な指導やケアをしてくれます。十分に関われるよう、一回の訪問に何時間も掛けてくれる事が多いようです。料金は500~2000円ほど。
  • デイサービス
    出向いて相談するところはサポート事業と同じですが、より専門的な内容や、お母さんの身体的ケアが主になります。料金は1000~4000円ほど。

ショートステイ事業

こちらは市の窓口が対応する事が多いようです。保護者の急な入院などの時、乳児院や児童養護施設が泊まりで預かってくれる事業です。もちろん、リフレッシュの為の利用も認められています。最長7日が一般的です。一泊5000~8000円ほど。

この他にも、東京都なら

  • 産前・産後支援ヘルパー
  • ひとり親家庭ホームヘルプサービス

など、自治体によって様々なサービスがあります。自治体にはリーフレットがあるので、自分の住む市役所に行ってみましょう。

これらのサービスを受けるため、どこに相談するのかを、次にまとめました。

 

産後うつへの適切なサービスにつながるには

「誰かに相談したい」と思っても、出掛けるのが大変、どこへ行けば良いか分からない、というのは大きなネックになります。そこで、ちょっとした事も相談しやすい専門機関をご紹介します。

今はそうでなくても、誰でも産後うつになりうると考えて、地域の相談窓口の知識を頭に入れておく。それだけで産後うつのリスクが減ります。

保健師さんに相談する

新生児訪問の保健師さんは、もちろんお母さんの悩みも聞きます。専門機関や窓口につないでくれ、お母さんや市と相談してこまめに様子を見に来てくれます。何度も訪問されると「虐待する親だと思われてる」と不安になるお母さんもいますが、それは違います。

赤ちゃんも大事ですが、まずは育てているお母さんの健康です。お母さんを心身の不調から守る為に訪問していると考える事が大切です。

子育て世代包括支援センターへ行く

子育て相談、発達相談、サポートの申し込みなど、今までそれぞれの窓口で扱っていたのを、ひとつにまとめてしまおうという事業です。まだ設置していない自治体もある為(2020年に全国展開予定)、近くにあるかチェックをお勧めします。

なぜかというと、ここで妊娠前から子育て期までのあらゆる相談をカバーしてくれる為、「迷ったらまずここ」となりストレスが減ります。

産婦健診を受ける

2017年から、産婦健診費用の助成が始まりました。出産から2週間後と一ヶ月後、計2回の健診が、各5000円ずつ助成されます。これは健診費用のほぼ全額です。産婦健診は一ヶ月健診と異なり、お母さんを主体に診察します。この助成は、主に産後うつを防ぐためです。不安があったら健診で何でも相談してみましょう。

 

身近な人が「産後うつかも」と思ったら

産後の10人に1人が、産後うつを経験すると言われています。もし、あなたの周りに赤ちゃんを持つ家庭があれば目を向けてみてください。それだけで産後うつを防ぐ事ができるかもしれません。
例えば、お母さん(お父さん)の

  • 体重が極端に変わってないか
  • 夫婦の会話はあるか
  • 表情は乏しくないか
  • 動きが鈍くなっていないか
  • 態度に落ち着きはあるか
  • 頑張りすぎていないか

などに注目してみて下さい。ですが「産後うつかも」と感じても、「市役所や病院に行ったら」などさかんに言うのはお勧めできません。産後うつは、心が固く強張っている状態です。あなたにそのつもりがなくても「私がダメな親だと思っている」と受け取られ、関係を壊してしまう事になりかねません。

できれば、落ち着いて話ができる環境を作り、話をただ聞き、共感してみましょう。その上で、自分に何かできる事はないか、申し出てみましょう。それでお母さんの訴えが分かれば、あなたが適切なサポートを探す事もできます。

 

まとめ

子育てを取り巻く環境は、常に変化し続けています。

「共働き育児は当然」「完全母乳にするべき」「0歳から保育園に預けるのは子どもが可哀想」「出産したら早く復帰すべき」。

近年まではこのように新旧の矛盾する価値観が入り乱れていました。こういった「べき」論が「正しくやらなきゃ」とプレッシャーになり、産後うつが増える一因になったのではないでしょうか。

ですが、子育ての問題は国の問題。国はそう考え、解決の為のしくみを整えつつあります。

もしあなたが今苦しんでいるのであれば、一人で抱え込まず、行政への相談も考えてみて下さい。

またこれから親になる方は、いざという時の為、市役所やニュースで情報をチェックしてみましょう。産後うつに限らず、便利なサービスが少しずつ増えてきており、きっと役に立つと思います。

妊娠・出産・子育て・子供の事には何かとお金がかかります!

それなのに、妊娠中や子育て中は家から出られなくて、できることが限られてしまいます。

働きに出ようと思っても、身体の事や子供の事が理由で思うようにはいきませんね。幼い兄弟がいればなおさらです。

だからこそ、今の内から資格を取って自分を磨き、少しでも今後のために心に余裕を持ちませんか?

私がおすすめするのは、家にいながらでも、スマホのみで素敵な資格が取れる通信講座formie(フォーミー)です。

今の環境だからこそ、こちらで資格を取得して、自分の可能性を広げてみましょう。

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